幻の紫陽花
シチダンカ。
なぜ、幻かと言うと、1835年、シーボルトが「日本植物誌」の中で紹介したものの、日本人の誰もがその実物を見たことがなく、“幻のアジサイ”と呼ばれ、長い間探し続けられていました。
ところが、たまたま六甲ケーブル西側で、昭和34年(1059年)に見つかりました。
それはシーボルトが紹介してから、130年後の事であり、その間この花は誰の目にもとまらずに咲いていた事になります。
そんなところから幻の花と呼ばれるようになったそうです。
森林植物園では、シチダンカについて、次の通り説明が書かれています。
「この花、幻の花だって、どうして?」「シチダンカって、花の名変ね!」と云う皆さんの声が聞かれます。そして、「この花アジサイの仲間です」といわれるといよいよこの花に深い関心がわいてきます。この花は、ヤマアジサイの八重咲きのもので、10~15枚の装飾花の様子をよく見てください。外側は楕円形ですが、内側にいくほど小さく星型に重なりあっていますね。シチダンカという和名はこの花形が何段も重なったところから来たものと思われます。この花は、古く江戸時代から知られていて、シーボルト(幕末に長崎に来たオランダ医師)がオランダに帰り、日本で採取した資料をもとに研究、著した「フローラ・ジャポニカ」の中で「ヒドランゲア・ステルラダ」という名でこの花を紹介していますが、彼のあと日本人の誰もがその実物や標本を見たものがなく、長い間探し続けていましたが、たまたま、昭和34年(1959)当時、六甲小学校に勤務していた、荒木慶治氏が六甲山ケーブルの沿線で偶然にも採取し、室井繰博士によって、それがシチダンカであることが確認、まさにシーボルト以来130年ぶりの発見でした。これが「幻の花」の由来です。
紫陽花って奥が深い。
いろんな種類があって
土、酸性、アルカリ性でも花の色を変える。不思議な花。
紫陽花といえばサスペンスの2時間ドラマで事件の鍵をにぎっていて、そこだけ色が変わっている!
みたいなトコが大好きだった。
まだまだ知らない紫陽花もたくさん。
なにかのきっかけでみつけた紫陽花を紹介できたらなと思います。
こちらも
七段花だそうです。
改良されたのでしょうか?
花に詳しい私が師と仰ぐ友達から送られてきました。
なんでもわかります(笑)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません