瓢箪
今日9月3日の誕生花は「瓢箪」
花言葉は「幸福」
ヒョウタン(瓢箪、瓢簞、学名:Lagenaria siceraria var. gourda)は、ウリ科の植物。葫蘆(ころ)とも呼び、植物のヒョウタンの実を加工して作られる容器も「ひょうたん」と呼ばれます。瓢(ひさご)ともいうそうです。
乾燥させると容器として使えるようになるため、世界各地で古代から使用されてきました。そのままなら水やお酒、薬、農作物の種入れに、横に割ればお椀に、縦に割れば皿やひしゃくの代わりになります。ひょうたんに入れたお酒は、いっそう風味が増すとか・・・。ちなみに、ひしゃくとは「ひさご」が転化した言葉だそうです。
楽器としても世界各地で使われており、他に、装飾品、喫煙具、農具、祭事用品としても幅広く使用されてきました。
特に作物の種入れとして用いられてきた歴史は長く、「ひょうたんの中に入れた種は必ず芽が出る」とされました。
農耕民族にとって、作物の種は命をつなぐ食物を得る大切なもの。まさに生命そのものです。それを入れるためのものですから、ひょうたん自身が招福と健康の象徴となったことは想像に難くありません。
ひょうたんはこれまでは食用にはされてきませんでしたが、最近ではひょうたんの漬け物なども登場しています。
末広がりの形をしたひょうたんは、古来よりとても縁起の良いものとされ、除災招福のお守りや魔除けとして広く用いられてきました。3つ揃えば三拍(瓢)子揃って縁起がよい。6つ揃った「六瓢箪」」は、無病(六瓢)息災のお守りになるとされます。
また、蔓が伸びて果実が鈴なりになる様子から、家運興隆・子孫繁栄のシンボルともされます。
私が大好きな
てぬぐいタオルにも
この「瓢箪」の柄は
でてきます。
その昔、信長は美濃の斎藤攻めで、堅城の稲葉山城の攻略に難儀したので、当時は木下藤吉郎だった秀吉が、城の背後からの奇襲を進言して実行隊長にもなります。
藤吉郎は侵入に成功し、城に火を放ちます。
そして、信長本隊に送った合図が 槍(竹とも)の先に付けた瓢箪だったと。
で、稲葉山城は落城。(1567年)
功あった藤吉郎に、信長が 瓢箪を馬印にすることを許したのが、秀吉と瓢箪の関係の始まりです。
秀吉は 戦に勝つ度に馬印の瓢箪を増やしていったとか。
だからよく秀吉の馬印のことを、千成瓢箪と言います。千と成す、って意味ですね。
秀吉が城主だった長浜には 六瓢箪という秀吉所縁の社寺が残ってたりです。
秀吉自身も瓢箪好きで 収集もしていたようです。
太閤時代に、とある大名から大きな瓢箪を謙譲されて喜び、
御伽衆の曽呂利新左衛門を呼んで見せびらかした、とかいう逸話が残っています。
あらためて「瓢箪」は
縁起のよいものなんですね。
育てて実を作ってみたい気もしますが、取り出すときが大変みたい。まず、ニオイにダメ。
そんな苦労があって
素晴らしい手作りの作品になるのですね。
瓢箪のランプは
幻想的な灯りを演出してくれます。
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