篩骨洞嚢胞症 手術編
20年前のことなので
いまは、もっとよくなっていると思うのですが
ほかに
篩骨洞嚢胞症のblogがみあたらないので
記憶を思い出しながら
書いて行きたいと思います。
手術は全身麻酔。
たぶん
首をすごい角度で
下にさせ、鼻の穴からカメラをいれて
嚢胞を切除します。
縫わないそうなので
鼻血がでるのは予想してました。
麻酔から覚めると
痛みもなく、
ただ、なかに詰められ出るというガーゼの違和感が少し。
前もって用意
していたティッシュは
鼻セレブ。
当時、一箱200円くらいする贅沢品。
スーパーのなら5個買えるのに。
鼻をかむ
ということもできないので
軽く抑える程度。
それでも鼻血は、どんどん出てきます。
病院の布団を汚したくないので
ひたすらおさえて
鼻セレブ一箱使いました。
4人部屋の病室は
私だけ、知らない病名で、みなさん、興味津々。
翌日は、鼻血もとまり、
患者らしからぬ退屈な生活。
が、
5日目の朝、
看護師さんが車椅子と注射器を持ってきました。
え？
車椅子？
麻酔？
不吉な予感。
目と鼻の間にガーゼが詰められていて
それを抜くために
かなりな激痛で
男性は、ほとんど失神してしまうレベルらしい。
女性は、生理や 出産で
我慢できると言われた。
腕に注射して
処置室に車椅子で移動。
看護師が慣れた手つきで、鼻から血に染まったガーゼを器用にピンセットを使い、クルクル巻き取る。
銀色のトレーに置いていくのだがっ
血はいい。
私はタンポン派ではなかったけど、使ったことはある。痛いので使えず。
そんな感じ。
滴り落ちるのではないかと思うくらいたっぷりのガーゼを抜き取るのに
人間の目と鼻の間に
こんなにも詰められるのだろうかというながさ。
50センチくらいあった気がする。
気が遠くなりそうな激痛で
麻酔は全く効いてない。
「痛ーい。」
声をだしても
無駄なこと。
耐えるしかないことを知る。
ガーゼを抜くと
鼻洗浄。
このゴムくさいホースで左の鼻の穴から右の鼻の穴に貫通させる。
い、痛すぎた。
この鼻洗浄のホースを使い毎日鼻洗浄して消毒。
痛いので
できればしたくない。
5日間くらいの入院で
あとは、
定期的に通院。
5年以内に再発する人は再発するらしい。
自覚症状はないとの事。
目の奥が痛くて
気づいた病気。
病院はどこを受診するべきかわからず
あちこち行きました。
結局脳外科なら
CTで、はっきりわかります。
あれから20年。
今のところ再発なし。
元気です。
もしも、いま
篩骨洞嚢胞症と診断された方がいらしたら、
参考になればと。
人それぞれ、痛みも症状も違うと思います。
経験者として
お役にたてたら幸いです。
そんな私も
また、
歳を重ねることができました。
お友達から
八重の百合の花束をいただきました。
いくつになっても
誕生日はニヤニヤ。（笑）
優しい香りに癒されています。
お祝いメッセージもありがとうございました。