【お知らせ】カラオケステージそらは『ステージカラオケ 唱』として3月3日指宿駅の近くにオープンしました

そらくんの花火

そらくんのこと

そらは小さい頃から花火が大好き。

毎年、夏になると花火を大量に買い込む。

池田湖畔に住んでるときは打ち上げ花火などかなりな量を楽しんだ。

7月に

指宿いわさきホテルで

月曜日と金曜日

いわさきファイヤーナイト(花火)19:45頃から開催される
目の前に広がる光が織りなすイリュージョンは、花火に包まれるような感覚で、誰もが感動を覚えます。

15分くらいの花火。

指宿市内からは

自宅からでもみることができます。

夏の夜の指宿を満喫しよう!

子どもも大人も楽しめるイベントです。

3前の夏、颯良はネフローゼ の再発で

入院した。

面会場所と渡り廊下から花火が見えた。

その頃は指宿医療センターも古い施設で

許可をもらい退院前日は

花火の1番見える場所を確保して楽しんだ。

一年後

また8月におたふく風邪からネフローゼ 再発してしまった。

指宿医療センターは施設も新しくなり

管理も行きとどいていた。

颯良の場合、再発すると免疫力がないため

入院は逆隔離になる。

感染病棟という鍵つきの病室。

出入りも その都度看護師さんにあけてもらう。

入院は2週間。

入院したばかりの頃は体調もよくなく

8時前には寝てしまう日が続いていた。

体調もよくなり、ある日のこと。

なぜか寝ない。

岩崎ファイヤーナイトが始まった。

花火が上がる。

そらの病室からは全く見えない。

大好きな花火。

ドン!

ドン!

花火の音が静かな病室に響き渡る。

泣きわめくわけでもなく

颯良は布団をかぶり、音が聞こえないようにする。

でも、きこえるんだよね。

花火の音とともに

うっうっ

と颯良の我慢してる泣き声がする。

 

5歳の男の子が必死に我慢しているのだ。

泣いても駄々をこねてもどうにもならないことをわかっているんだよね。

病気だからみれない。

いまでも その時のことを思い出すと涙がでる。

退院が決まった朝は金曜日だった。

婦長さんに花火の事を話してみた。

 

婦長さんは

それはつらかったね。頑張ってるのに

と優しく頭をなでてくれた。

その日の7時半。

また花火があがる…

楽しみなイベントがツライ時間になる。

 

婦長さんは車椅子を持ってきた。

 

 

「花火、みようか?」

 

 

花火がみれなくて

布団かぶって泣いた

 

その事を主治医に伝えたらしい。

 

病は気から✨

 

 

マスク着用が条件で花火が見える場所で空いた病室をみつけてくれた。

 

 

婦長さんと主治医の

粋なはからい

 

 

花火があがる!

 

 

「ママ!きれいだね」

 

花火を指さす颯良の顔が

涙でみれない。

 

幼いながらも

病気をかかえてる子どもは

できないことも理解している。

身体にさわることも。

 

でも

病気をなおす薬や注射よりも

元気になれることだってある。

何倍も。

 

ちゃんと ありがとうございました

言われなくても言える。

 

こどもの笑顔で

大人は嬉しいはずなのに泣ける。

 

いつか

この時のママの涙もわかるかな。

 

素敵な素敵な

花火の思い出。

 

また、

花火の夏が始まろうとしています。

 

もしかしたら

入院生活も。

 

颯良、がんばれ!

 

昨夜、今年はじめての花火をしました。

 

カラオケに来ているお客様と(笑)

 

 

 

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