おうちに帰りたい~そらくんのがんばり日記⑥
あんまり嬉しくて
こんな時間に書いてます。
現在朝の5時半
昨日は午後10時頃まで機嫌もよくテンションMAX。LEGOブロックを落として遊んでた。
ところが、その後
お腹が痛いと泣く。
『おなかがいたい』というのがどんなふうに痛いのか4歳に求めるのは難しく
『真ん中がいたい』
腹の皮がはってるのか、お腹こわした時のあの感覚なのか
とにかく
コアラのように私の腹のうえにのせて背中をさする。
颯良はこのだっこが好きだった。
腹と腹が触れてスキンシップ。
採血に始まり、ふたりで病院のお風呂、浮腫んだ手首に点滴
よくがんばったね。
お風呂にはいった時、颯良の身体はまるでスイカを腹にかかえた臨月の妊婦。
16キロが5キロの赤ちゃんをかかえてるようなもんだ。
オシッコで起きあがるとき
小さな妊婦は『よっこいしょ』
としんどそうに言う。
座ってLEGOブロックを楽しむ腹のまわりは貫禄がある。
入院して利尿剤をいれても24時間で1300㏄くらい。
排泄。
あたりまえの生きていく行為。
父が最期の時、人は5日尿がでないといきていけないと医師から聞いた。
父は5日で45㏄しかでなかった。
あたりまえのことができなくなったら、『オシッコがでる』というだけで嬉しい。
颯良のオシッコをとりながら
大げさに褒め称え、色を確認して
涙がでるくらい喜ぶ。
2日前はオシッコに泡が立った。
チンチンもぞうさんみたいに浮腫んで
とにかく痛々しかった。
ただ、顔だけはすっきりして、看護士さんに
『顔、変わりわりましたね』
と何人にも言われた。
尿の回数が増えるから布団をぬらすかもしれないとオムツをうながす。
颯良は『いやだ!』
小さな妊婦は大丈夫だろうか?
夜中に数回、たちあがるときもヨロヨロしながら
オシッコ。
オシッコあびたくなるような
そんな気持ちになるくらいオシッコに感謝。
回数とともに色も透明に近い物になっていく。
5時22分
小さな妊婦は4歳の男の子に
もどった
『おなかへっこんだね』
『そうだね!』
颯良は、そのまま爆睡。
看護士さんが
『いまで、2700ccでてますよ』
昨日の倍だ。
きゃー
看護士さんがハイタッチ!
今日も元気過ごそうね。
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