【お知らせ】カラオケステージそらは『ステージカラオケ 唱』として3月3日指宿駅の近くにオープンしました

ハナイカダの思ひ出

春に葉の中心に花を付け、夏にその花が黒っぽい実になります。
葉を「筏(いかだ)」花を「人」にみたてその姿から「花筏(はないかだ)」
と呼ばれるようになりました。

花筏(はないかだ)の別名はヨメノナミダ(嫁の涙)と言います。
ヨメノナミダ(嫁の涙)と言われるようになった理由には物語がありました。

ある若嫁が殿様の使いから
「葉に実のなる木を見つけてほしい」と言う命令を受けました。

夜も更ける頃まで山の中を探しまわったのですが
見つける事が出来ませんでした。

その時に流した悔し涙が葉に落ち、月の光で黒真珠のように輝き
それが花筏(はないかだ)の果実になったと言われました。

ヨメノナミダ(嫁の涙)の他にもママッコ(飯子)・ママコナ(飯子菜)とも
言われいます。ママッコ(飯子)・ママコナ(飯子菜)とも呼ばれるように
なったのは

嫁が姑に辛い思いをさせられ、山の中で流した涙が
花筏(はないかだ)の葉に落ち花になった

継母が煎っている豆をせがむ継子の手のひらに
煎ったばかりの豆を乗せて出来た火傷の火ぶくれ

火傷の火ぶくれを葉の上に出来た黒っぽい実と合わせて呼ばれるようになります。

花言葉

花筏(はないかだ)は

別名の名前がそのまま付いた「嫁の涙」
葉の上に花が咲く姿から「気高い人」
そして「移り気」

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実はこのハナイカダ、
私は2回ダメにしてます。

ハナイカダとの出会いは10年前、自宅解放のお店でみつけて
なんてかわいいんだろと
30センチくらいのものを購入。

その頃はまだ、教えてくれる友達もパソコンもうまく使えず…
ソッコーで枯らしました。
でも、やっぱり忘れられない気になる存在で
山野草のお店で
車にやっとこさ積めるほどの1メートルちょいの大きなものを
奮発しました。
苔玉になっていて
それはそれは
アジのあるお気に入りのハナイカダでした。苔玉だから下にお皿をしかなきゃならなくて
骨董の皿は欠けている物でもなかなかのお値段するし

それでもサマにならないので
またまた奮発して骨董屋のおじさんを笑顔にしました。
店に飾っていましたが日当たりが悪く、またダメにすると自宅に運びました。
がっ、
洋風な建物で
なんとなくミスマッチな花筏。
最初見たお宅のようになじまないのです。
苔玉なせいなのか?
大きすぎるせいなのか?

価値観の違う両親は延びすぎた雑草にしか見えなかったらしく不評

泣く泣く玄関の大きな紅葉のしたに置きました。
イマイチ、不釣り合いな気もしましたが
慣れるよう母を説得。
実がなるんだよ
と期待感を持たせました。

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せっせと世話をして
すくすく成長しました。

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花もたくさん♪
梅雨時になり皿に水がたまりすぎると、皿を梅雨明けまではずし、
ハナイカダの成長を楽しみにすごしました。
そのうち、皿は行方不明になりました…。
ハナイカダの存在感が
気になったので
少しだけ移動しようと
苔玉を両手でかかえました。

あ、あれっ

母が
『ハマってもたんと』←鹿児島弁で腰をいれてみたいな意味

なかなか持てません。(泣)

苔玉は
紅葉にはに木の根っこに根付いてました。

紅葉VS花筏

厳格な父には巨大な雑草にしか見えず
花筏を離脱💦

みすぼらしくなった花筏は
あちこち移動した結果
ホントの雑草のように
たくましくはありませんでした。

あれから10年
いまでも大好きなハナイカダ。

いつかまた
ちっちゃな苔玉から始めてみようかな。

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