ボク、我慢したよ


いつものネフローゼの定期検診

2か月ぶりで保育園にも登園して

4日目

いつもの時間に病院の駐車場につき

いつものようにやんちゃな颯良のあとをおいかけるはず

だった。

車のオートロックのボタンを押す。
ああっ!

颯良の悲鳴!!
車の後部座席のドアをあけて

飴玉を探そうとしたらしい。

助手席に乗っていたので

びっくり。慌ててロック解除して

救出。

小さな左手親指は、紫色になり

私のほうがパニック。

幸い小児科はすいていて

主治医が入り口に立っていた。事情を説明しながらオロオロ。

医師は、どんな時も冷静で

検査結果がでたら整形外科に行くようにと言われた。

「泣きわめかないから感心だよ」

泣かない子には泣いてもいいんだよ

と言いたくなる。
颯良は痛みに強いと思われてる。

でも強いんじゃなく我慢してるのだ。

そのことに主治医は気づいてる様子だった。
整形外科につくと

いつもは

待合室にいっぱい患者さんがいるのに

今日は颯良を含めて3人。

それでも30分近く待つ。
診察してくれた医師はまだ若い感じのいい先生。

レントゲンで骨に異常はないが

内出血がひどくズキズキした痛みがあるとのことで

どう、処置したらいいか迷っている様子だった。
以前、このレベルじゃないくらいの小さな血豆を注射針で刺したことがあると告げると
じゃ抜きますか
と。

颯良の痛みが軽減されればと

私も必死だったが

これが、かえってよけいなことだったのか
クリップ用意して

医師の言葉に私も胸騒ぎがした。

看護師はライターを取り出した。
そう、クリップで穴をあける
タダでさえ痛い箇所に

先の丸いクリップをグイグイ押し込む。

流石の颯良も泣きじゃくる。

大声で泣くのでなく

すすり泣き。

私がみていられなくなり

注射針は使えないんですか!

注射針のほうが先が細いからはいります!

こういうこと言ったらいけないことも

感情的になったらダメなことも全部解ってるのに

だから

処置のときは親ははいらせないんだ
考えが、あまかった
こんなことなら

よけいなこと言うべきではなかった。

後悔しても

しかたないけど

早くラクになりますように
泣きそうになりながら祈ることしかできなくて
グルグル巻かれた包帯が痛々しい。

ごめんねー。

小さい子と一緒のときは

気をつけなきゃね。